売れる同人誌(女性向け)を考える
今は同人誌売ればめちゃくちゃ儲かる!!って時代じゃないのかもしれないけど、それでも自分の趣味で描いたマンガでお小遣いが増えるならそれは嬉しいことだよね。
ということで、売れる同人誌(女性向け)って何だ…ということを考えてみました。
私は同人誌を描いたこともあるけど、ほとんど売れてないので(いわゆるドピコって奴ですね)大手目線からの考察はできません。あくまで買い専からの目線ということで!
流行りのジャンル、流行りのカップリングを書く
これが女性向け同人では最も大事なことなんじゃないかと思う。
これを見誤ると、どんなにうまい人でも部数は伸びない。だからみんな必死で次に流行るジャンルを見定めようとしている。
今流行ってるのだと「進撃の巨人」とか「黒子のバスケ」とか(この2つはもう飽和状態なのかも)「弱虫ペダル」とかかな?
その中でもマイナーなカップリングじゃなくて、多くの人に好まれてるメジャーなカップリングを選ばないとダメ。
ただ、露骨に流行りのジャンルの流行りのカップリングを次から次へ移動しまくってると、「イナゴサークル」として嫌われる傾向がある。(農作物を食い荒らすイナゴのように、おいしいジャンルに群がって食い荒らして去っていくから)
だからネットで叩かれようが嫌われようが関係ない!ってくらい図太い神経でないと、女性向けで売れ続けるのは大変なのかもしれない。
何はなくともエロを入れる
エロシーンが入ってればそれだけで買うという層がいる。むしろエロ同人しか買わないという人もいる。(ただし、男性向け同人ほど重要な要素というわけではない)
話を考えるのが苦手な人はエロ描けばいいんじゃないかと思う。
ただ、エロと言っても男性向けに比べると、ガッツリエロだけ!というよりは、マンガのストーリーの中に組み込まれたエロ!みたいな本が多い気がする。雰囲気エロマンガみたいなやつ。
新刊をバンバン出す
新刊をコンスタントにたくさん発行してくれるサークルさんは定期的にチェックするし、気になる。
働きながら同人やってます!って人にはなかなか厳しいのかもしれない。
絵がうまい。今風である程度オシャレ
まあ身も蓋もない話かもしれないけれど、絵がうまければ、内容がクソでもまずは買ってもらえる率が高いと思う。
絵がうまいのと同時に、表紙のデザインがオシャレであることも割りと重要。表紙のタイトルに「創英角ポップ体」なんか間違っても使ってはいけない。
今ならカラフルな三角形を絵の後ろに飛ばしておけばオシャレなんじゃなかろうか?(適当)
とにかく、売れたかったら画力をがんばって上げて、オシャレな表紙デザインを心がけてみましょう。
横の繋がりを深める
大手サークルほど大手サークルとつるんでる印象がある。
大手サークルの人と仲良くなれば、アンソロジーにお呼ばれしたり、ツイッターで絵や新刊の宣伝をしてもらえることもある。ピクシブで絵をブックマークしてもらえれば、それも宣伝になる。
「大手の人とは仲良くしておいて損はない。自分の宣伝になる。」という考えで、大手サークルさんは大手サークルさんとつるんでるのだと思う。
がんばって大手サークルさんと仲良くなりましょう。
お話がうまい。独特の視点
ただ、私が買い続けているサークルさんはやっぱりお話がうまい人だ。
自分の好きなカップリングじゃなくても、絵がうまくなくても、オシャレじゃなくても、おもしろい解釈でおもしろいお話を描く人は定期的に買っている。
だいたい二次創作の同人って、キャラクターの解釈って同じようになりやすいな~と思っていて、例えば大手サークルさんがAというキャラクターを描いたら、みんなその大手さんの描くAみたいな性格で二次創作する…みたいな現象がたまに起こる。
キャラクターの解釈なんて千差万別だと思うんだけど、あんまり多様性は見られない。
最近は同人を見て同人をやる「原作未読」みたいな層もいるらしいから、そういうのも普通のことなのかもしれない。でも、私はいろんな解釈が読みたいので、ちょっと変わった視点からキャラクターを描けてたりすると「お、良いな~」って思う。
でも、お話がうまいかどうかってのは、本を買う時点じゃ判断できないので難しい。誰がいいお話を描くかってのを知るために、私はピクシブを使ってる。
だから、お話作りに自信のあるサークルさんは、営業のためにピクシブにちょっと長いマンガを投稿してみてほしいと思っている。新刊サンプルとか落書きしかアップしないのはもったいない…!!
謙虚に同人活動する
これは女性向け独特のルールなのかもしれない。とにかく女性向け同人は、派手に稼いでると叩かれる。
上記であげたような、売れるための工夫をしてる人、「流行りのジャンルに飛びつく人」とか、「大手サークルに擦り寄る人」とか、「露骨に宣伝ばっかりしてるような人」とかも叩かれる。
とにかく「私は金のために同人やってるんで~す」ってのが透けて見えるとダメ。あくまでスタンスは「私はこの作品のこのカップリングが好きだから同人してるんです!決して儲けたいから同人やってるわけじゃありません!」という方向で。
これが女性向け同人のめんどくさい所だな~と思う。別に金のために同人やってる人はたくさんいるし、みんな本心では儲けたいと思ってるんだから、今更こんな建前いらないじゃんと私は思う。
ただ、あんまりにも派手に稼ごうとしすぎて出版社に目を付けられると、そのジャンルの二次創作自体がNGになりかねないので、守らなければならない節度はあると思うんだけどね。難しいね。
pixivめっちゃ怖い
二次創作大好きなので、自分でもちょいちょい絵やマンガをかいてpixivに投稿したりしている。
前はみんな個人サイトで作品発表してたけど、今じゃみんなpixivだよね。
今でこそ多少慣れたけど…やっぱりpixiv怖いんだよなぁ……!
見る専だった頃
投稿なんか一切していなくて、ただ人の作品を見るだけだった頃は、それはそれは気楽なものだった。
だいたい「カップリング名」とか「○○(作品名)500users」とか、「キャラクターの名前」とかで検索して、ブックマーク数が多い作品とか、タイトルやサムネイルがきになる作品を見つけたらとりあえず閲覧。気に入ったら自分もブックマーク。
今から思うとお前何様だよ?ってくらい上から目線で、人様の作品見てたよな~と思う。批評家気取りだった。
例えば、ブックマーク数が多いのにもかかわらず内容がイマイチ(自分の好みでなかった)な作品とか見ると、「うわ…何でこんなありきたりなのが高評価なんだよ…みんな見る目なさすぎるだろ…」と思っていた。
逆に、ブックマーク数がそんなに多くないけど素晴らしい作品を見つけると、「なんでこれはこんなに評価が低いの?!みんな見る目なさs(ry」と思っていた。
とまぁこんな感じで、好き勝手批評しまくっていたこの頃は、別にpixiv怖くなかった。(pixivって流行りの作品、流行りのカップリング、特定の人ばかり評価されるよな~って所に不満はあった。でもSNSってそういうもの…だよね…)
自分で投稿しはじめた頃
じゃあ自分も作品投稿してみよ~って思ったら、すごく緊張した。
セリフの抜け漏れ、色の塗り忘れ等の不備はないか…とか、
誰もブックマークしてくれなかったらどうしようとか、
批判されて2chに晒されたらどうしようとか、
描いてる時は楽しんで描いてたのに、いざ公開するとなると本当に怖くなった。
こんな緊張を毎回乗り越えてみんな作品投稿してたんだって思うと、上から目線で批評してた自分を殴り殺したくなった。
で、初めて作品を投稿した翌日。
ありがたいことに何人かの人が自分の作品をブックマークしてくれていて、それはそれは嬉しかった!
今までも個人サイトで自分の絵を公開したことはあったけど、こんなに早く、しかもこんなに多く反応が来たことはなかったので、「pixivすげー」って思った。
ブクマ数に縛られる
でもそこからがダメだった。
誰かが自分の作品をブクマしてくれてるということが嬉しくて、ブクマ数がどれだけ増えたかを数時間おきに確認しないと気がすまなくなった。
ああじわじわ増えてるな~…とか、伸び悩んでるな~とか。とにかく携帯に張り付きっぱなし、家に帰ったらパソコンに張り付きっぱなし。どれだけの時間を無駄にしたんだろう。どれだけの神経をすり減らしたんだろう。
2作目、3作目…と他の作品を投稿してからも、ブクマ数が気になりすぎて他のことが手に付かない。しかも前作よりブクマ数が少なくなったりすると、かなり落ち込んだ。気合いれて作った作品ほど評価が低かったりして…。ああ…。
pixivのブクマ数によってモチベーションが上がることもあったけど、下げられることも多かった。露骨に数字で結果が見えるってことはけっこう残酷だ。
というわけで、今はあんまり作品投稿してないけれど、また投稿するときはあのブクマ数確認作業に追われるのかな~って思うと少し憂鬱である。
それなら個人サイトで公開するようにすればいいじゃんって話なんだけど、やっぱ多くの人に見てもらうならpixivなんだよね。
自分の作品が批評されるのって怖いんだけど、やっぱりいろんな人に見て欲しいんだよなぁ…。
ああ~pixiv怖いよ~………
同人誌の表紙を見ただけで内容を見抜く力が欲しい
ブログ作成したまま放置していた…。
このブログは、日々マンガとか同人関係で思ったことを書くブログです。
さて、最近新しいジャンルにハマったので、ここ数ヶ月は同人イベントに行ったり、都内の同人ショップを回って中古同人誌を買いあさったりしていた。忙しい。
私の同人誌の買い方
①まずはPixivで良さげなサークルさんをチェック。
②イベントへ行って本を買う。
③買った本をホクホクと家で読む。
だいたい同人誌をイベントで買うと6~7割はハズレで、3~4割くらいがまあ当たり、当たりの中でも「神」レベルの本は1~2冊あるか、全くないこともある…という感じだと思うんだけど、他の人はどうなんだろう。私の見る目が無いってだけなのだろうか。
④イベントで当たりだったサークルさんの過去の本を手に入れるために、中古同人ショップをめぐる。
もちろん過去の本がまだ新品で委託販売されてたらそっちで買う。少しでもお布施する。
まず池袋のまんだらけ、K-books、らしんばん、明輝堂と回って、その後は渋谷のまんだらけに行ったり、中野のまんだらけに行ったり…。
都内は狭い範囲でいろんな街に同人ショップあるから便利でいいな。
表紙買いの罠
そんなわけで、最近イベントで「神」同人誌を発見することができたので、神の過去の同人誌を手に入れるために中古同人ショップめぐりをした。
中古の同人誌をたくさん見ていると、お目当てじゃないけど、表紙に釣られて買ってしまった本というものがいくつか存在する。
表紙のデザインがかわいいとか、装丁が凝っているとか、キャラの表情が良いとか…。
いわゆるジャケ買いという奴です。
中古同人誌じゃなくても、イベントで本を買うときとかもよくジャケ買い、やってしまうんだよね…。
でも、同人誌でジャケ買いして、当たりを引く確率って個人的にはあまり高くない。同人誌に限らず普通の商業マンガとかでもジャケ買いで当たることはあまりない。
じゃあジャケ買いなんかするなよって話なんだけど…。なんか飢えてるからなのかついつい買ってしまうんだよね…。
同人誌「当たり」の条件
絵のうまいヘタは表紙を見ればある程度わかるけど、(わからないこともあるけど。表紙だけやたらうまいとかいう場合もある)
話が良いかどうかは中身を見ないとわからない。
やっぱり私はイラストではなくて、物語が読みたいからマンガを買うので、
いくら絵がうまくてこなれてても、話が好みでないと当たりにはならない。
その「当たり」の定義も人によって様々だと思うんだけど、私の場合は
「説得力があるかどうか」かなぁと思った。
ホモ同人誌の場合は、原作では(当然)恋愛関係にないAとBというキャラクター同士が、「何で恋愛関係になるのか」を、原作のエピソード、キャラの性格などから深読みして、「だから、この二人はデキてるんですよ!」っていうことを説得してくるような物が、私の中では神同人誌である。
別に好きなカップリングでない本でも、やたら説得力のある本は、「なるほど、確かに良いなこのカップリング」と納得してしまうし、私の中で神認定される。
千里眼欲しい
そんなわけで、表紙を見ただけで「この同人誌は話に説得力があるかどうか」を見抜くのは大変難しいです。
絵柄で内容がわかることもあるけどね!
エロ同人が欲しかったら表紙から濃厚に絡んでる奴買えばいいわけだし、ほのぼのした話がほしかったらほのぼのした絵柄の本を買えばいいわけだし。
千里眼ほしいな~。
この記事読んでるとお前は何様だよって感じですが、ただの買い専腐女子です。
すいません。
あとブログ書くのなれないから難しい。見出しとかつけると良いんだと思ってつけてみたけどこれでいいんだろうか。
しかもこの程度の文量でヒイヒイ言ってるので、世の中のブロガーさん達はすごいなぁ…。